師走に、タイトル『父』重~、固~、匂~(爆)
父、断章/新潮社
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去年買った本で、とっくの昔に読み終えてましたが・・・。(笑)
好きですよ~。辻原登さん。
その穏やかな風貌とは裏腹な、まさに文学、文章のツボを押さえて
いらっしゃる、1点必殺、まさに現代の文学経絡探究者!
なぜか、浮上~!(爆)
冒頭、『そろそろ父親のことを正確に書かなければならない、
と彼は考えている。』
そして、『突然、ある考えがわきおこった。
父親には、息子を殺す権利がある・・・。』
短編且つ、自叙伝的なこの小説は、父と子という、或る意味
曖昧な長い関係性を、真っ向から、そして人類が生を受けてからの
色々なドラマの、一種の根底的なテーマを端的にえぐる、
爽快且つ、短刀を突き付けられた鋭利さを持つ小説。
『父親には、息子を殺す権利がある。』
そうなのかも。
否定できない自分を、この年末にふっと考えているあたり、
ようやくまともになってきたのかも。(爆)
父と息子って、なんか探っちゃいけないタブー的な部分があるのかな。
暗黙の了解的な、それでいてドロドロ的な、なんとも言えない
グレー感。これ、共感とか関係なく、凄く個人的で、
それぞれにしかわかんないんじゃないかな。
かなりギリギリの表現だし、特に今の自分、
そう、40代、50代になっての父との関係性を考えることって、
すごく大切なことだと思います。
要するに、子、特に息子は、父の背中を見て育つと聞いてはいたが、
実際は、世の父の仕事が忙しく、背中見てないやってことなのか。
かといって、今から腹を割って話すとか、そういうこととはちょっと
違うのかな。すべてを知らなくても、すべてを明らかにしなくても。
父と息子の関係性を、いつか論理的に、かつリアルに解説できたらと
思うが、
現実、母と違って、からだを通さない父と子の関係性って、
リアルさを求める方が、ちょっと無理なのかもしれませんね。
でも、現実はDNA的なリアルさ、動きを含め、妙に一緒のものを
父と子は持っているにも関わらず、一緒でないみたいな、お互いに
認めることなく、ある種裏切られた感と、父と子という絶対的な
威圧感が父と子、特に同性の息子と父の場合は永遠に
あるかもしれませんね。
そんな父と息子が、この地球にわんさか居るんです!
きっかけ作りして行きますよ~。
からだを通さなかった分、からだにフォーカスして!
今まで、からだ、酷使してきた年代ですからね~。
少しは、ナイフを突きつけられなくなるかも・・・。(爆)
それと、『自分史』制作。今の現世でだけでなく・・・。(笑)
これだったら、タブーに触れなくても案外、物語風にタブーを
流せるしね。
案外、『父と息子』
昼ドラも、今までとは違うパターンで、あくまでドラマ的タブーを
えぐったら、結構面白いかも!
実際、お昼時に家に居るのって、60,70代の男性が増えてるしね!
今度、TV関係同級生に話してみよ、たぶん却下!(苦笑)
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