早くも、3月3日ですね~。2012年に入って、時間が明らかに速くなっている。
実際、1日24時間が、18時間ぐらいでサイクルしているような、
そんな感じです。3週間ぐらい前から、私も睡眠時間を短くしています。
1日18時間のサイクルペースに、自分のからだを慣れさせる為に。
このように、時間も重力下の影響も変わり始めている。ということは、
からだに対する影響も、これからもっと出てくるのではないかと・・・。
そんな訳で、からだの叡智7回目です!
『Tensegrity』テンセグリティです。
『tensile』張力と『integrity』統合性を合わせた造語。
バックミンスター・フラーが提唱した、建築工学構造です。
つまり、引っ張る力によって、その建物だったり、構造物の統一性、
バランスを保つことを意味しています。
なんで、からだの叡智と建築工学構造が関係あるの???
なのですが、ズバリ、人間のからだも、この『テンセグリティ』構造
で、成り立っているのです!
真のテンセグリティ構造は、このタイプとは似て非なるものですが、
これ、アメリカのボルダーのおもちゃ屋で買った、幼児用のおもちゃ!
テンセグリティ構造を、出来るだけわかりやすく説明するために購入。
※ 2022年、真のテンセグリティモデルを作成する機会に恵まれました。
ありがとうございました!
人間の骨の位置って、どういうふうに位置しているか?
人体模型は、針金とボルトで繋がって、形になってますよね。
でも実際、人間の骨には、針金やボルトで繋がれていなく、
人間の筋膜、柔組織によって一定の場所に位置しているのです。
このモデルで言うと
骨は棒の部分、つまりは、からだの圧縮材みたいなもの。
黒い糸が筋膜や柔組織(筋肉も含まれる)
つまりは、引っぱり材、張力部分を司っています。
この黒い糸の張力が、棒の部分、圧縮材の位置を決めている。
つまりは、筋膜や柔組織(筋肉も含まれる)の張力バランスが、
骨の位置、骨格を決めるのに重要な役割を果たしているのです。
そして、骨は、からだ全体に適度な張力を維持する為の、スペーサー的な役割であるのです。
例えば、上記の写真のように、左部分の黒い糸を下に引っ張ります。
つまりは、人間でいうと、左もしくは右半身にいつも体重をかけて
いる姿勢だったり、左もしくは右の腰や肩が慢性的に痛く、緊張、
圧迫感を感じている状況に似ています。
このように、わかりやすく、単純に左側に張力、引っ張ると、
写真の通り、他の棒の部分や黒い糸部分、つまりは全体のモデルの形が、
引っぱりをしていない一枚目の写真と比べて、変わってきています。
一箇所の引っ張りだけでなく、長年の色々な箇所の引っ張りが、からだ全体のバランス
に影響してきます。ただ、実際のからだは、このように極端に形が変わることは
ありませんが、歪みや、不良姿勢の原因になっていきます。
慢性の痛みや、古傷などの影響により、その部分をかばった動きなどが続くと
人間のからだのバランスに多大な影響を与えることになります。
また、テンセグリティ構造は、合理的且つ少ないエネルギーで、構造の
強化とバランスを保ちます。この圧力分散構造が、人間を、重力下からの
影響、そして二本足歩行を司ってくれています。
少ないエネルギーとは、いかに、重力が垂直に、このテンセグリティ
構造における、人間のからだに流れるかなのです。
この垂直軸の感覚は、宇宙、そして地球に繋がっていきます。
そして、真のテンセグリティ構造は、宇宙、そして地球に、身近な自然、人達に
共振、共鳴していきます。
からだは本来、このように少ないエネルギーで、機能、つまりは動ける
ように設計されているのです。しかし、実際は???(笑)
ストラクチュラル・インテグレーション(ロルフィング®)の施術は、
10回のセッションで、全身をワークします。そして、この真の
テンセグリティ構造と、垂直軸の感覚を確かなものにしていきます。
ところで、アカシックの授業中に見た、12のロゴスのイメージ。
このテンセグリティ構造に、似てました。(笑)
人間のからだって、宇宙の縮図といいますが、まさにですね!
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